今日から京急線に、真っ赤なボディに艤装された新たなVVVFインバータ装置が走り始めました。
三菱電機製のMAP-198-15V295形です。

15V295形は主回路電流の制御にフルSiCパワーモジュールを採用し、更なる損失電力の低減と電力回生率の向上を目指して導入されました。
この新しいVVVF装置を艤装した、京急新1000形の16次車･1177編成をNゲージで再現しました。

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M1系 M1u形 (2両目)
デハ1178号車



M1系 M1s形 (7両目)
デハ1183号車

 

M1系 M1u'形 (4両目)
デハ1180号車



主回路装置を艤装する中間電動車です。
冒頭で述べたVVVFインバータ装置の他、FL(フィルタリアクトル)やHB(断流器)箱が新型となりました。
15V295形VVVFインバータ装置はレール方向寸法が従来の15V174形と同一の為、機器艤装に変更は無いようです。
一方HB箱は小型化されており、点検カバーからLB(断流器)を示す銘板が無くなりました。
これはLBがVVVFインバータ装置の筐体内へ移動したものと考えられます。
艤装位置は大きく変化していません。

M2c系 M2uc形 (1両目)
デハ1177号車



M2c系 M2sc形 (8両目)
デハ1184号車



補助電源装置を艤装する制御電動車です。
FSC(滑走防止制御装置)機能を追加した為、BA/BRB(ブレーキ指令器/ブレーキ継電器箱)が大型化しているのは、1600番台と同様の変更点です。

M2系 M2形 (5両目)
デハ1181号車



中間電動車です。
滑走防止制御を行う為、FSC箱が追加されました。
艤装位置は1600番台のT系車と同一です。

T系 Tu形 (3両目)
サハ1179号車

 

T系 Ts形 (6両目)
サハ1182号車



CP(空気圧縮機)を艤装する中間付随車です。
こちらもFSC箱が追加されており、艤装位置も1600番台のT系車や上記M2形と同一です。

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変更点をじっくり見ていきましょう。


15V295形VVVFインバータ装置。
箱部分のレール方向寸法は従来と変わらず3100mmです。
2つのパワーユニットのヒートシンクが小さくなり、中間部分の点検カバーが3分割になりました。
この3枚の点検カバー、それぞれ微妙に寸法が違って面白いです。


斜めがちに若干見下ろす感じで。
こうして見た方がヒートシンクの小ささが引き立つ気がします。
それと制御アンプの遮光板がなんともいえない可愛さで好きですｗ

FLも新形式に変わっているんですが、寸法がだいたい同じだったので今作では従来のパーツを流用して作ってまする。


HB箱です。
めがっさ小さくなりました。
この何の変哲もない筐体の中にHBとPLB(高圧引通し断流器)が入っているそうですから凄いですね。
PLB表示灯は向かって右上にあり、2灯点灯が健在です。


M2系のBA/BRB/FSC箱。
見た目1600番台と同じです。
実際同じかどうかは実車を見に行って調べてみますね(