京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。 面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。 東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
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昨夜2023年11月2日マルヨに、京急新1000形22次車1700番台の1701-1編成が総合車輌製作所を出場し、久里浜工場まで回送されました。

20次車からの新システム車両では初めての8両編成(8V)です。
床下機器艤装を中心に現車ざっくり観察してまいりましたので、既に落成している4連6連との共通点や相違点を交えながら、ユニット構成を考察してみます。


◆ 床下機器艤装

・デハ17011号車 (1号車)


・デハ17018号車 (8号車)


・デハ17014号車 (4号車) 及び デハ17015号車 (5号車)


・サハ17013号車 (3号車)


・サハ17017号車 (7号車)


・サハ17012号車 (2号車)


・サハ17016号車 (6号車)


全体的な傾向として、電動車及び付随車Tp系の艤装は1500番台と共通もしくは近似です。
残り2両の付随車(2・6号車)はシステム上ほとんど機能を分担していません。
1700番台の編成をざっくり言い表すなら「1500番台に付随車を2両足した」ようなところでしょうか。

なお各車両が搭載する機器の製作メーカは、多くが1500番台と異なります。
搭載個数と併せて下表にまとめました。
機器名(略号) メーカ デハ
1700
1
サハ
1700
2
サハ
1700
3
デハ
1700
4
デハ
1700
5
サハ
1700
6
サハ
1700
7
デハ
1700
8
パンタグラフ 東洋 2 2
主回路引通しスイッチ(PMS) 2 2
主スイッチ(MS) 三菱 1 1 1 1
高速度遮断器(HB) 三菱 1 1 1 1
フィルタリアクトル(FL) 三菱 1 1 1 1
VVVFインバータ装置
(VVVF)
三菱 1 1 1 1
主電動機(MM) 三菱 4 4 4 4
架線電圧検出器,
架線電圧計ヒューズ
(DCVD,VMF)
1 1
電動空気圧縮機接触器
(CMC)
1 1
電動空気圧縮機(CP) クノール 1 1
ブレーキ指令器継電器
(BA/BR)
三菱 1 1
元空気気圧スイッチ,
元空気気圧スイッチ制御
(MRPS,MRPSC)
1 1
MBSA作用装置 三菱 1 1 1 1 1 1 1 1
静止型インバータ総括スイッチ,
静止型インバータ総括ヒューズ
(IVS,IVF)
1 1
静止型インバータ接触器
(IVC)
東芝 1 1
静止型インバータ
(SIV)
東芝 1 1
静止型インバータ変圧器
(IVT)
東芝 1 1
整流装置 東芝 1 1
DC-DCコンバータ 東芝 1 1
蓄電池(SB) 1 1
補助継電器箱,
電灯接触器
(ARB,LC)
東洋 1 1 1 1 1 1 1 1
モニタ装置 三菱 1 1 1 1 1 1 1 1
行先表示制御器 1

主要機器については、以下で簡単に紹介します。


◆ 主回路システム

上述したとおり、1500番台6連の各ユニット内へ付随車を足した編成と推測されます。
この構成は京急車に詳しい読者諸兄なら、600形4次車や2100形で見慣れたものであるかと思います。
1C4M1群のVVVF装置で4M4Tを組成するにあたり、先例を踏襲する思想があったのでしょうか。

 
VVVF装置は三菱電機製で、各電動車が山側へ1台ずつ搭載します。
外観は寸法から細部までMAP-194-15V296形とそっくりであり、相当参考にして設計されているものと推測されます。
なお15V296形を搭載する1001編成の最近のトピックとして、2023年7月下旬より京急線内限定であった運用制限が解除されています。
この限定運用の解除の背景に、類似するVVVF装置の増備=17011編成の落成があったのかもしれませんね。


海側のフィルタリアクトル(FL)と高速度遮断器(HB)。
それぞれ15V296等と組み合わせられるRT-2820形FLとUR6形HBによく似ています。


主電動機(MM)は割と大柄。
やはり15V296等が駆動するMB-5171-A形MMと雰囲気が近いです。

全体的に、15V296となかまたち(1001編成更新用機器)をかなり踏襲してそうな雰囲気でした。
スペック的にも1001編成と同等のモノで要求性能を満たすと考えられるため、どこまで同じモノを使っているのか大いに興味があります。


◆ 低圧電源システム

静止型インバータ(SIV)はTp系のクルマへ搭載する点で1500番台を踏襲していますが、編成中の台数が2台へ増えています。
編成の前後で2つのユニットへ分けられていると推測されます。


製作メーカは東芝で、2台とも1890番台が搭載するINV207-G0形と同一っぽいやつです。
この巨大な筐体でも8両全ての電源を賄うことは不可能でしたか・・・

なお、1台のSIVが故障した際に他方ユニットへ給電する受給電接触器箱(SDC)は、搭載が確認されませんでした。
SIVは外観的に待機二重系のものであるため、機能が損なわれる程度の故障は発生しないと見做して受給電機能をオミットした可能性が考えられます。



こんな感じで、新しい編成の中にも既存車両の面影が感じられる、エモーい17011編成でした。
ていうかそれに加えて、やっと20次車の車両システムにて4連・6連・8連の全てが出揃い、ずっと機器やユニットが気になりそわそわしていた気持ちが安寧を取り戻せて嬉しいです。
特に8連は優等中心に充当されますから、どんな走りを体感させてくれるのか営業開始が待ち遠しい・・・


今回は夜間の一発撮りで結構細部が読み取りにくい記録ばかりだったので、営業入りしたら取材と考察の方もより深度化させていきたいと思っております。
面白いことわかったらまたこの床下ブヨグへ書き残しておきますね!

以上、ここまで退勤バズーカと徹夜追っかけの爆上がりテンシュンで一気に書ききりました。
満足したので無限に練りをします。ぽやしみ~~~
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