京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。 面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。 東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
[187]  [186]  [185]  [184]  [183]  [182]  [181]  [180]  [179]  [178]  [177
新年号あけましておめでとうございます。
今年号も床下ブログとサークル東杏電機製造に変わらぬご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。
わたし個人的に普段は年号つかわないようにしてるのですが、年号をご愛用の皆様にも楽しんでいただける京急車研究を引き続き発信していく所存で御座います。


前回の1417編成についての記事は主回路更新を扱う主旨で書いたのですが、電装解除されたデハ改めサハ1418号車に関してもうちょっと語るところがあるかなと思いまして、ここに別記事立てますよっと。



まず機器艤装について。
何が無くなって何が残っているのか、電装解除の前後の写真を並べてお見せしたいとおもいます。

まずは海側側面より。


品川方(写真左側)から順に、艤装されている(いた)機器の外見上の変化について挙げますね。

○ コックユニット(CUB):変化無し
○ MBSA作用装置:変化無し
◆ フィルタリアクトル(FL):撤去
◆ トラクションコンテナ(VVVF):撤去
△ 空調制御器(AUC):整備品(推定)
○ 整流装置箱(RD):変化無し
○ 補助継電器箱(ARB):変化無し

撤去された機器は言わずもがな主回路関係のものでしたので、電装解除にあたって不要となるのは当然ですね。
変化の見られない機器はブレーキや低圧電源回路に関するものなので、電動車と付随車との区別なく搭載が必要です。

ところでサハ1418号車のAUCは、今回何故か新品へ換装されていません。

見た目の特徴から既存品を整備して採用しているものと推測されます。

一方で隣のサハ1419号車のAUCは、デハの主回路更新と同時に下写真の通り、

外見が大きく変わった新品へ交換されています。

さいきんの新1000形の更新ではAUCが必ず新品へ交換されていたと記憶しておりまして、サハ1418号車だけが整備品を使っているのは何故なんでしょうね。
冷房機関係はちょっともう追い切れなくて意図的にスルーしていたので、私にはとんと検討がつきません。


床下側面ヲチ、続いては山側に参りましょう。


品川方(写真右側)から順に、機器の外見上の変化について挙げます。
○ 接地スイッチ(GS):変化無し
○ 整流器(REC):変化無し
◆ フィルタリアクトル(FL):撤去(海側と同一)
◆ トラクションコンテナ(VVVF):撤去(海側と同一)
○ 戸閉空気タンク(戸):変化無し
△ 蓄電池(SB):整備品(いつもやってるやつ)
○ 排気扇用インバータ箱:変化無し

電装解除によって主回路装置からレールへ返す電流が無くなるのですが、GSは外見上の変化が見られません。
出入りする電線を数えても電装解除前後で変わりないのですが、中の刃形スイッチが一体どうなったのか気になりますw

あと排気扇インバータが存置されていますね。
現時点の1417編成は車体更新しておらず排気扇が存置されている為、1009編成と違ってまだ必要なのです。


VVVFを撤去した辺りの構体底面が気になりますね。
8VのM2系の写真があったので見比べてみましょうか。



よく見比べてみるとVVVFやFLを吊っていた構体側のブラケットが無くなっていますね。
制御回路の配線が引き出されていたであろう端子箱は残っていますが、フタされています。
この姿からは原型のVVVFの面影がほとんど感じ取れず、さみしさあります。



次に台車見てみましょうか。

もともとTH-2100系台車は電動と付随とで側面の見た目が似ているので、側面ぱっと見では再用品なのか新規品なのか分かりません。

車輪の間を覗いてみましょう。

主電動機(MM)のマウントが見えました!
というわけでサハ1481号車は台車を再利用しています。

別アングルからは、駆動装置の吊り装置の受けも確認できます。

駆動装置は当然ですが無くなっており、輪軸も車軸がストレート形状な付随車用のものに交換されてますね。
・・・あれ?
駆動装置が無いってことは接地装置も失われているのですが、GSから台車へ引かれていた接地の線はどう処理したんでしょうね。
どっかの端子で末端処理がんばったのかなぁ


台車の外観写真でお気づきかも知れませんが、銘板が1枚から2枚へと増えています。

1枚目は製造時の銘板。
お馴染みの台車形式「TH-2100BM(T)」の打刻があります。
Tは台車形式というよりも製造メーカの識別でして、川重製だとKが打刻されます。

んで、新たに増えた方の2枚目がこちら。

ファインテック印の銘板です。
型式欄の打刻は「TH-2100BTA」と読み取れました。
電装解除に伴って台車に新形式が発生したっぽいですね。
ちなみに新1000形の3次車以降が履く新製の付随台車は「TH-2100BT」形であるので、サフィックスAを付して電装解除の付随台車として区別しているのでしょう。

電動台車の電装解除の先例としてはデハ1500形→サハ1900形がありましたが、あのとき台車形式がどー変わっていたのか実はよく調べていません(
もし目新しい扱いじゃなかったら生温かい目でヌルーしてやってくださいませ



あと車体・・・といきたいところですが、車体って本気で不勉強でして、どこ見たらいいのかも分からず何も撮ってきてません(
唯一サハ1418号車妻面の銘板だけ確認してきたので、私の備忘録として貼っておきますね。

銘板自体は交換していないようで、形式欄は印刷フィルムの上貼りによりデハからサハへ書き換えています。
主回路装置を降ろして減った自重も、31.0tから24.5tへとフィルムで書き換え。
それと今回アコモは弄ってないハズなのですが、定員が130人から126人へと書き換えられており、4人減ってますね。
うろ覚えなのですが、たしか立席定員の算出方法の規格がここ十何年かで変わっていて、モノが変わってなくとも算出し直すと数字が減るんだった気がします。



私がサハ1418号車について調べられたところはだいたいこのくらいです。
主回路更新して出てきた1417編成は、最初のうちデハのVVVFの吊り方が強い興味の対象だったのですが、現車を見ていくうちに電装解除のサハ1418号車へ興味が移り、大型連休の後半はサハ中心に追っかけてました。

京急電鉄の2019年度の設備投資計画が発表され、車両関係として新造14両と更新8両ぶんの予算が計上されているようです。
「更新8両」との情報だけでは来年度の主回路更新の対象編成を推定することができませんが、現状の未更新車のラインナップ的には新しい仕様の登場はなさそうに思います。

年度の初めからRG6008系で忙しかったので、残り11ヶ月はまったり過ごしたいなーと心から思うブーンであった(AAry
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ブログ内検索
プロフィール
HN:
Kojicstage
性別:
非公開
趣味:
VVVF SIV ブレーキ 台車
最新コメント
[01/22 pon223]
[01/10 電機総務こたか]
[10/13 NONAME]
[10/10 NONAME]
[11/16 1367_8010]
[03/31 81SH]
[03/26 うちゅうじん]
[02/08 NONAME]
[02/01 NONAME]
[01/14 t201choppa]