京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。 面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。 東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
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本日2021年4月5日に、京急の新1000形1890番台 1890-1編成が日中に試運転しました。

なかなか特殊な使われ方が想定されるクルマでして、綺麗なうちにしっかり記録するには今回しかチャンスは無いかなと思いましたので、変化点を中心にがんばって記録してきましたよっと。


ちなみに床下機器艤装配置は先日公開した記事にて概略図をまとめておりますので、全体的な見た目はそちらからチェッキいただければ~



◆ VVVFインバータ装置

東洋電機製造製で、形式はRG6048-A-M形だと思われます。
パワーユニット部は報道によるとハイブリッドSiCモジュールとのことで、同一構成の京成3100形搭載RG6045-A-M形と外観上酷似してます。
本VF装置の制御対象となる主電動機は4台(Mc車1両分)であることから、1C4M1群として作られておりパワーユニットも右寄り1個だけ。

最近の京急車向け1C4M1群VVVF装置は2100形等更新用RG6008系や1001編成更新用15V296形がありますが、ぱっと見の印象は15V296形が近いです。
奥行きも車幅の半分だけなので艤装上コンパクトですし、断流器も内蔵されているようなので、艤装上使いやすそうだなって思います。

◆ 高速度遮断器 (HB)

おなじみ東洋電機製造製のSA401系ですね。
親の顔より見たHB。
VVVF装置の真裏にあたる海側に艤装されています。

◆ フィルタリアクトル (FL)

ちょうどサハの車体中心付近に艤装されています。
2100形更新車とかのL3039系によく似ている気がします。
MT比1:1の1C4M1群用という点で使われ方が似ているので、設計時の参考にしたのでしょうか。

◆ 台車とか

台車形式は、電動車がTH-2100BM(T)形、付随車がTH-2100BT(T)形でした。
乗り心地は折り紙付きですね!
全軸端には、滑走防止制御用の回転速度センサを付けてます。
(滑走防止制御用の吐出弁がARB/LC箱の裏に写り込んでます)
駆動装置は見た目変わらない気がします。
MMは今回よく見れなかったです(

◆ ブレーキ指令器継電器箱 (BA/BR)

形式はBC-D116C形(1890-1)とBC-D116D形(1890-4)。
これ、滑走防止制御を付けていない銀千と同一品です。
機能面では単純な箱ですので刷新されていなくとも驚くことはないのですが、ひとつだけ明確に言える事実として「この箱では滑走防止制御の演算をしてない」こと。
すなわち1890番台では、16~19次車の銀千とは異なる箇所で滑走防止演算をしているのです。
但しそれがどこなのかはワカリマセン・・・

◆ MBSA作用装置

機器名称こそ従来車と同一ですが、モノとしては完全な別物となってしまいました。
銘板に打刻されている形式名は下表の通り。(220512追記)
形式 Muc2 Tuv2 Tpsv2 Msc2
車号 デハ1891-1 サハ1891-2 サハ1891-3 デハ1891-4
機器形式 KH-20M1 KH-20T KH-20T KH-20M2
デハ用で2種類、サハ用で1種類ですね。
M1とM2は何が違うのでしょうか。
6連や8連が出てくればいろいろ推測できるかもしれませぬが。

筐体外観としてはレール方向に二回りほど大きくなり、更に左側面へ不緩解表示灯とリセットスイッチを取り付けています。
従来型のMBSA作用装置(KH-97系など)の機能は基礎ブレーキ圧を調圧するバルブ類を納めた箱でしたが、この新型は更に機能が追加されているのかもしれません。
特に今回気になった点として、上写真(1891-1)や下写真(1891-4)の様に計装線が引き出されているところ。

この線を拡大して見るとどうもシリアル通信用のモノに思えてならないのですが、だとすると従来型MBSA作用装置には繋ぐ先などありませんでした。
逆に考えると、この新型MBSA作用装置は演算部を内蔵しており、その分筐体が大きくなったという仮説も考えられます。
ブレーキシステムの編成ネットワーク制御採用の関係もありますし、ブレーキ関係は従来の京急向け装置とは何もかも違うものとして考えるべきではと思っております。
拡張して考えると、機器型式サフィックスのM1とM2の区別も、従来のBCBにあった搭載車種別の型式分類に相当する可能性があるのかなと。

なお私情ですが、ML-1中継弁吐出音の[丨□丨]しゃおー!が好きで好きで堪らなかった身として大変に悲しいです。

◆ モニタ装置
 
これが制御電動車に艤装されているもの。

んでこっちは中間付随車のもので少々細身。
筐体の外観だけでは機能的なところがさっぱりなので、銘板を記録したのですが
形式 Muc2 Tuv2 Tpsv2 Msc2
車号 デハ1891-1 サハ1891-2 サハ1891-3 デハ1891-4
機器形式 MS-A2275 MS-A2276 MS-A2276 MS-A2275
(210419:形式名が公表されたので追記)
2種類のみで構成されている以上のことはわかりませんでした(
まぁそこらへんは見た目じゃどうにもならないことは予想していたので、専門誌あたりの情報待ちですね・・・

◆ 電動空気圧縮機 (CP)

クノールブレムゼ製VV180系のようです。
19次車までの銀千は三菱電機製のMBU1600系を搭載していましたが、今回20次車では一転してクノールブレムゼの採用となりました。
CMCが内蔵されない代わりにレール方向寸法が少し縮まるので、今回の艤装検討上有利だったのでしょうか。

◆ 静止型インバータ (SIV)

>>でけぇ!!<<
昨今の通勤電車向け補助電源装置のトレンドにのっかって巨大化してます。
恐らく何らかの冗長設計になっていて、内部に何群か収まっているのでしょう。
あと左隣のIVHBちゃんが主回路のHBとおそろのタイプでかわいい。

◆ リアクトル・トランス箱 (IVT)

こちらもなかなかの迫力です。
まぁでも4両分がこの一箱と思えばこんなもんでしょうか(こなみ



といった感じで、俺得的資料を大量にカメラへ納めてきたので大満足な一日でした!

さいごに、停車中に妻面記載の自重を確認してきたので下表へまとめておきます。
形式 Muc2 Tuv2 Tpsv2 Msc2
車号 デハ1891-1 サハ1891-2 サハ1891-3 デハ1891-4
自重㌧ 34.5 30.5 33.0 34.5
主要機器 MM, SB VVVF, CP*2, WC VVVF, PT*2, SIV, WC MM, SB
(210419:形式名が公表されたので追記)
付随車で30トンを超えるのは、京急車として初めてじゃないかなと思います。
でもそのおかげで、制御電動車は明確に35トン未満に納められました。

ちなみに比較用で、新1000形の1800番台の自重はこんなかんじ。
形式 M2uc1 M1u1 M1s1 M2sc1
自重㌧ 35.0 33.0 33.0 35.0
主要機器 MM, CP, SIV, SB MM, VVVF, PT MM, VVVF, PT MM, CP, SIV, SB

車両のコンセプトとかアコモ(転換座席やトイレ)とか事情は様々ですので、どちらが優れている~的な評価はできません。
但し1890番台に対する要求は相当大きかったであろうことが想像され、その答えが今我々の前に現れた姿なので、かっこよく仕上げたなぁと感心しながら見送った自分でした。


1891-1編成の試運転はここらで一段落だそうで、開発関係の評価も一通り済んだのだろうと想像します。
関係各者さま本当にお疲れさまであります。
そのうち乗りに行けて新しい走りと乗り心地を満喫できるのを楽しみにしています・・・
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