京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。
面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。
東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
KATOから品番23-330:手歯止めが発売されています。
こんなん絶対面白いやつやん!って思いながらずっと買い忘れておったのですが、最近ふと思い出して近所の模型屋さんで買ってみました。
想像通りかなり遊べるアイテムだったので紹介しますよ。
こんなん絶対面白いやつやん!って思いながらずっと買い忘れておったのですが、最近ふと思い出して近所の模型屋さんで買ってみました。
想像通りかなり遊べるアイテムだったので紹介しますよ。
まずは製品のまま、素の状態や構造を見てみます。
輪軸を両側から抱く位置に手歯止め4個があり、それぞれの位置を中央のプレートが保持しています。
中央には車輪のフランジとの干渉を避ける円形の凹みやスロット穴がついてます。
レールへの固定は、中央のプレート部が9mmの軌間に対して締まりばめになっており、スナップ式よろしく嵌め込む方法です。
上写真はレール上へ置いただけで、上から押し付けると下写真の通りレール間へパチンと収まります。
レール間に挟まることで摩擦が効くので、嵌め込んだあと自然に動いたり脱落することはありません。
非常によくできており感心しました。
この円形凹みへ輪軸を落とし込むと、現物さながらにトレーラ車の転動防止が図れるわけですね。
試しにTOMIXのφ5.6≒スケール換算(新品)φ860車輪をのっけてみました。
あれ・・・?
なんかレール方向の隙間がかなり大きいですね。
実寸で1mmくらいありそう。
手歯止めは踏面へ密着させて設置するのが望ましいのに、これはちょっと精神衛生上よろしくないです。
そもそもとして、このKATO手歯止めは何φの車輪に適合する寸法出作られているのでしょうか?
手持ちから適当な車輪径のクルマを載っけて、見た目を比較してみました。
左上から現車スケール換算で φ810 / φ860 / φ1120 / φ1750 の車輪です。
どうやらφ1120車輪=現代の電気機関車が乗り上げない程度の寸法を狙っているみたいです。
模型メーカにとって電気機関車はかなりの売れ筋商品でしょうからねw
ちなみにJR四国2700系はFURICO車なのでφ810車輪をつけているのですが、TOMIX製品ではなぜかφ860相当車輪です。
全体的なプロポーションは良好なのでママエアロと思っておるのですが、そもそも何故なんでしょうねw
先に申し上げたとおり、手歯止めは車輪踏面へピッタリ掛けたい。
手持ちのクルマの大半が旅客車な私としてこだわっておきたいポイントなので、軽く手を加えて実現しました。
真ん中で切断して1mmほど切り詰めましたのがこちら。
レール間へ締まりばめで固定されるので、前後の接着はせずとも実用上問題ありません。
おーーこれですよこれ!
実家のような安心感。
ちなみに自己責任で真似される方向けの参考として寸法です。
上図の測り方で、製品状態が 8.2mm だったものを、切り詰めて 7.2mm にしました。
これで実寸φ5.6車輪がピッタリなります。
もっと小さい車輪に対してピッタリ狙うなら、もう少し追い込めば良いかなと思います。
どうせ切り離した前後はそれぞれ任意の位置で軌道上へ固定できるので、小は大を兼ねる理論が適用できますから。
ところで京急における手歯止め(ハンドスコッチ/ハンスコ)の標準の取扱では、台車の2軸を両側から抱くように掛けて使います。
真ん中で切断したKATO手歯止めならひょっとして再現できるのでは・・・?
なんだこれめっっっっっっっっっっちゃ良い!!!!!
これが出来るだけでもう手歯止め買った価値ありますわ~~~~
台車+輪軸とハンスコとの位置関係はこんな↓感じ。
位置合わせはレールを持ち上げられる環境なら大した手間ではありません。
ところで:私がNゲージで持ってるクルマの大半はGMのTHタイプ台車を履いており、軸距が共通です。
そして模型車両の撮影においてこのハンスコは実用性の面も抜群。
であらば、もうGM台車の軸距に合わせて固定してしまうのがラクなのでわ???
つくりました。
題して“ハンスコTHスペシャル”
適当な距離をつけた前後のハンスコを、t0.5プラ板で接着しました。
KATO手歯止めは瞬間接着剤が効く材質でラッキーでした。
仕上がり寸法は 20.9mm くらい。
もう0.1くらい詰められるかもって思いましたが、車輪が浮くのもよくないのでこんなもんかしら。
ちなみにプラ板接着の他に有益な加工を紹介。
KATO手歯止めはフランジが低い車輪を想定した寸法らしく、GM製の車輪を載せるとレールの内側あたりで変な干渉を起こします。
なので、車輪フランジの周辺をカッターで適当に削りました。
フランジが逃げて、ハンスコ本体が車輪踏面をしっかり受けるようになりました。
KATO以外のメーカの車輪はフランジが低くないので、こだわる場合に応用効くと思います。
いやー遊び尽くしました。
こんなちっこいパーツなのに台車や車輪と無限に絡められるので見るとこと触れるとこあって面白いですわ~
なにより京急あるあるが再現できたのがとてもうれしい。
こんど京急車の床下作ったらTHスペシャルでお写真撮ろうと思います。
ゆーてなかなか3Dモデリングが重たくて進まないのですが。
気長にお待ちいただければ~~
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