京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。 面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。 東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
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先回の記事の末尾にて調査したいなーと思っていた6025号車のVVVF装置、銘板回収してきました。


編成中の他の2台と比較したうえで推定しますと、どうやら載せ替えはしておらず、洗浄と整備を行い再搭載したと考えられます。

銘板調査の結果を詳しくお見せしましょう。
編成 /
落成
VVVFインバータ装置:形式 / シリアル / 製造年月 / (記録)
1号車 (M1c) 5号車 (M1') 7号車 (M1)
6021
94年3月
MAP-128-15V31形
CA59590
H5年11月

(23/05/02時点)
MAP-128-15V31形
CA59591
H5年11月

(23/05/02時点)
MAP-128-15V31形
CA59592
H5年11月

(23/05/02時点)

銘板の記載事項の中でも着目すべきポイントは「製造年月」と「シリアルナンバー」2点。

まず製造年月は、3台いずれも編成(車両)の落成年月の4ヶ月前でした。
これは3台とも、現在搭載している編成の新製用として製作された可能性を示しています。
車両に搭載される機器は国内一般的に、車両の納入(≒新車登録)時期の6~3ヶ月前までに機器メーカから車両メーカへ発送されるので。

またシリアルナンバーは、編成中で浦賀方から順に連番でした。
これは3台とも、車号と機器個体とが新製時から現時点まで入れ替わっていない可能性を示しています。
これも国内一般的なハナシですが、機器メーカが製品へ打刻するシリアルは同一ロット内では連番であり、且つ車両メーカは構体への艤装時に編成を組んだときに順番となるよう考慮します。
京急車の場合は浦賀方から品川方へ降順で搭載され落成するケースが多く、今回の6021編成でもそれに合致しているのです。

以上2点の傾向より「6021編成搭載分すべてのVVVF装置が、新製時より現在まで別個体へ載せ替えられることなく運用され続けている」と考えるワケです。
あくまでも私(こじっく)個人的な経験とか調査履歴に基づく考察となりますが。


ところで、新しく浮かび上がってくる謎がありまして。
いったい誰が何の目的で6025号車搭載CA59591号機の筐体外面を洗ったのでしょうか?

京急車の床下機器箱は原則として、重検および全検とも外面を洗浄しません。
(蓄電池箱は例外ですが。アレ何故なんでしょうね?)
上写真の如く床下機器がキレイに洗浄されて久里工を出てくるとこなんて今まで見た覚えがありません。
但し例外があって、機器の製作メーカに送り返して整備した場合には、今回事例と似たようにキレイになる場合が過去にあります。
でも6021編成の過去の運用履歴をWebで追ってみると、機器がメーカを往復できるような数ヶ月の運用離脱も無いようで。
そもそも筐体なんて穴と変形さえなければ基本使えるわけで、洗う意味も謎です。
この謎はさすがに推定すら困難かなと思うので匙を投げますね(



今回調査の過程で1C8M-VVVFのシリアルを追加で回収してきたので、一覧表を更新しますね。
編成 /
落成
VVVFインバータ装置:形式 / シリアル / 製造年月 / (記録)
1号車 (M1c) 5号車 (M1') 7号車 (M1)
1707
92年2月
RG627型B-M式
C-9117643
91年10月
(22/12/29時点)
RG627型B-M式
C-9117642
91年10月
(23/04/06時点)
RG627型B-M式
C-9117641
91年10月
(23/04/06時点)
1713
92年2月
RG627型B-M式
C-9117644
91年10月
(23/05/03時点)
MAP-128-15V31形
C790824
H3年10月
(23/05/03時点)
RG627型B-M式
C-9117645
91年10月
(23/05/03時点)
1719
93年2月
RG627型B-M式
C-9210151
92年10月
(22/11/21時点)
RG627型B-M式
C-9210147
92年10月
(23/04/09時点)
RG627型B-M式
C-9210148
92年10月
(23/04/09時点)
1725
93年2月
(未回収) (未回収) (未回収)
1731
93年1月
MAP-128-15V31形
C790825
H4年10月
(23/04/08時点)
MAP-128-15V31形
CA20634
H4年10月
(23/04/08時点)
MAP-128-15V31形
CA20635
H4年10月
(23/04/08時点)
6011
94年3月
RG627型B-M式
C-9310165
93年10月
(23/05/03時点)
RG627型B-M式
C-9310166
93年10月
(23/05/03時点)
RG627型B-M式
C-9310167
93年10月
(23/05/03時点)
6021
94年3月
MAP-128-15V31形
CA59590
H5年11月
(23/05/02時点)
MAP-128-15V31形
CA59591
H5年11月
(23/05/02時点)
MAP-128-15V31形
CA59592
H5年11月
(23/05/02時点)
6031
95年3月
RG627型B-M式
C-9412218
94年10月
(23/04/08時点)
RG627型B-M式
C-9412217
94年9月
(23/04/08時点)
RG627型B-M式
C-9412215
94年10月
(23/04/08時点)
6041
95年3月
(未回収) (未回収) (未回収)
6051
95年3月
RG627型B-M式
C-9412216
94年9月
(23/05/04時点)
RG627型B-M式
C-9412219
94年10月
(23/05/04時点)
RG627型B-M式
C-9412220
94年10月
(23/05/04時点)
6061
95年6月
RG627型B-M式
C-951069
95年3月
(23/04/09時点)
RG627型B-M式
C-951067
95年3月
(23/04/09時点)
RG627型B-M式
C-951068
95年3月
(23/04/09時点)
6071
95年6月
(未回収) (未回収) (未回収)

だいぶ埋まってきてました。
先の6021編成に対する考察を加味して眺めると、クルマの落成と機器の新製は全車ともよく一致していますね。
京急車のVVVF装置に限っては、機器のローテーションを原則として行わない方針があるのかもしれません。

残りはあと3編成なので、こうなったらコンプリート頑張っちゃいたいと思います!



おまけ。
デハ6025号車搭載 MAP-128-15V31形VVVFインバータ装置 CA59591号機のお写真がかっこよく撮れたので見て?













かっっっっっっっっっっけえええぇぇぇぇ
新品ピカピカも茶色く汚れを纏った姿も良いですが、経年したものを洗ったのも味があってめちゃめちゃ良いんですよね・・・
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