京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。
面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。
東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
京急600形の床下の写真を漁っておりましたら、ちょっと変わったものが気になってしまいまして。
台車の隣に付いている「泥よけ」です。
京急車では600形4次車までの形式が取り付けていて、2100形以降からは省略されています。
台車近傍のディティール再現には必要かも知れませんね・・・
台車の隣に付いている「泥よけ」です。
京急車では600形4次車までの形式が取り付けていて、2100形以降からは省略されています。
台車近傍のディティール再現には必要かも知れませんね・・・
泥よけはその名の通り、車輪が巻き上げた軌道の汚れを床下機器に付着させないためのものです。
上写真に写る主抵抗器は主回路電流を流す抵抗線が剥き出しになっているので、故障予防のため必須の装備なのでしょう。
一方、最近のインバータ制御電車ではデリケートな部分が強固な機器箱に守られているので、付けなくても問題無さそうです。
泥よけを細かく観察してみましょう。
ズーム・イン!
鉄板の製缶組立品ですね。
台車側の面は地面に垂直で、下辺がぺろんと折れています。
車体へは取付台を介してボルト締めされているようです。
取付の向きがまちまちな件について。
写真手前は枕木と平行ですが、奥の影をみると角度が若干付けられています。
これなんか特に枕木に対して角度が大きく見えますね。
板自体の寸法は共通なのですが、角度を調べ始めたらきりがなさそうです。
いやはや奥が深いです、泥よけ。
ソリッドモデルはこんな形状で作ってみました。
アクリル樹脂の積層成形なので、もろさを補う構造を意識して設計します。
自然に見える範囲で厚くし、脚を増やし、貫通穴を小さくし、裏リブは太めに。
できたよー!
塗装したところ。
シンプルですが裏リブが地味にリアルでテンシュン高まりますw
早速取り付けてみました。
おおwwこれはなかなかwwww
泥よけ1枚なのにめっちゃ実感的になって変な笑い込み上げてくるんですけどwwww
正直なところ深夜の悪ノリで軽く作ったハズだったんですが、ここまで雰囲気作り出してくれるなんて想像できませんでした。
うっひょう!
床板への取付は適当に位置決めしての接着です。
それっぽい幅の左右セットにしているので、台車との干渉だけ気をつければあとは瞬間接着剤をサラサラ流すだけのお手軽施工。
車両形式によっては機器箱と隣接してどうしても台車と干渉する場合があります。
そのときは真ん中で分割し、一個ずつ角度を調整すればクリアできます。
機器箱の裏をうまく切り欠くのもコツです。
左右分割してしまうと角度がどうしても適当になってしまいがちなのですが、実車がそもそも無作為っぽく取り付けられているので気にしないことにします。
とにかく、台車と床下機器との間にあるだけで効果絶大です。
本記事冒頭の写真と同じ、600形のM2c形海側品川方を同じアングルで。
たかが泥よけ、されど泥よけ。
これからの床下機器モデリングには必須アイテムですね・・・
私は一番ラクに思った3Dプリントで作りましたが、洋白やプラの薄板でも取り付けたらきっと精密感マシマシになると思います。
お試しあーれ!
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