京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。 面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。 東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
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ここ最近グリーンマックスの新製品は車号印刷済が標準仕様になり、同じ形式で個体差を細かく作り分ける遊び方がしにくくなってしまいました。
嗚呼なんとも世知辛い。

しかーし欲しい模型の為にはふさぎ込んでも居られないので、車番を消してインレタを貼り直す工法を確立せねばなりませぬ。

ステンレスボディに引き続き、今回は鋼製またはアルミ製構体の真っ赤なボディで車号を貼り替えたいと思います。



・・・まずは失敗例から。
他社製の模型では車体の塗装とその塗膜上への印刷とは耐久性が異なる例が多いので、シンナーを含ませた綿棒で車号を擦ってみました。

その結果がこれだよ!
印刷が拭い取られるのと同じだけ、車体の赤塗装が溶け出してしまいます。
再塗装すれば良いという話もありますが、どうも腑に落ちません。
うーむ・・・



この話をSNSで愚痴っていたところ、親切な方から解決策を教えて頂きました。
曰く、仕上げ用の耐水ペーパーで研いで再塗装すれば良いと。
結局再塗装するのかよ!という感じですが、これまでの経験上水研ぎなら印刷だけ削り落として赤塗装を生かすことも可能ではないかと思い、チャレンジしてみました。


#1500が手元にあったのでとりあえずこれで。


水研ぎはペーパー表面で母材から削り取られた切り粉が母材と擦れることで研磨のはたらきをするんだとか。
水は少なめを心掛けて、切り粉と混ざり合ってトロトロっぽくなるように調整します。


印刷がほぼ見えなくなったので、このくらいの仕上がりで打ち切り。
あんまりやり過ぎると赤塗装の塗膜を突き破りそうで怖いですw



まぁこうなることもあったんですが。
8両セット中この1両は異常に塗膜が弱く、よく目を凝らして見てみると吹きつけが足りず異常に薄いようでした。

しかたがないので京急バーミリオンをサッと軽めに吹きました。
エアブラシが無いとやっぱり難しいみたいです。



下地がまっさらになったらインレタを貼ります。
どうも#1500のペーパーでは、仕上がった表面への食いつきが心なしか悪くなるようです。
もっと細かい目ならツルツルになってペタッと貼り付くのでしょうか。


というわけで準備は完了。
あとはいつもどおり光沢クリアーを吹き付けてツヤツヤテカテカにしてやります!



出来上がり!
違和感さっぱりありません。


光にかざしてみても、表面に不自然なへこみは感じられませんでした。
車号の印刷だけ綺麗に削げ落ちたのでしょう。

 
塗膜が弱く再塗装となった箇所です。
エアブラシでのなじませ塗装がうまくいき、こちらも完璧な仕上がりでした。

これだけ安定して抜群の仕上がりが得られるのであれば、今後もラインナップされるであろう車号印刷済みの製品も躊躇せず弄ることができますね。
よかったよかった!



忘れちゃいけねぇ!

前面の車号!!

こちらは少々厄介なことに白印刷の上へ銀印刷の車号が重ねられているので、車号だけ削り落とすのは困難です。
だからといってそのままアイボリーで塗り潰そうにも、元車号がうっすら浮かび上がっていては興醒めというもの。


とりあえずペーパーかけました。
右は奇跡的にうまく車号だけ消せてますが、仕上がりの差異を無くすために再塗装します。


600形クソコラグランプリ


小田急アイボリーを軽めに吹いて塗り上がりました。
なめらかーになった非常扉です。

インレタをごりごり貼って光沢クリアーを吹きフィニッシュ!

完☆璧!
鉄道車両も顔が命ですが、1/150ではモノが小さいだけに気を遣います。
それだけに上手く仕上がった喜びは感ひとしおです。



床下機器の切り継ぎばかりでは耐水ペーパーの出番なんて滅多にないのですが、たまにこうして使ってみると水研ぎした仕上がりの繊細さに驚かされます。
ヤスリは工作技能のバロメータ、なんて言葉を聞いたことありますが、確かにこれを使いこなせる方は相当レベルの高い作品を作れるのだと思います。
いやはや恐れ入りますた・・・
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