京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。 面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。 東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
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2015年度が始まり、日本の企業さんは予算的に新しい区切りになりましたね。
京急では4月下旬より今年度新製車(15次車?)の新1000形1361編成が営業運転を開始しました。
800形等を置き換える6連です。

この編成に組み込まれるM1系のデハ1362号車とデハ1365号車の床下に変化がありまして。

東洋電機製造製のHB(高速度遮断器)の色がアイボリーになりました。


比較に14次車(昨年度新製)の写真をば。

国鉄で言うところの“ねずみ色1号”といった感じの色でした。
これまでHBは黒っぽくて目立っていたところが、今度は明るくて目立つようになりました。

HBの色以外に変化したところはないでしょうか。
M1系の床下全体を見てみました。


海側、見たところ従来車と同一の機器構成のようです。


山側も記録してきましたが違いは無いようでした。
裏側から見てもやっぱり色はアイボリーでしたが。



もうちょっと接近して観察してみましょう

銘板が確認できました。
解析したところHBの形式名は「SA401型L1-M式」と打刻されています。
またLB(断流器箱)の打刻は「SA134型B1-M式」でした。

この主回路装置がデビューした当時のHBとLBは、それぞれ形式が「SA401型L-M式」と「SA134型B-M式」でした。
この形式名の差異から推測するに、両者について構造的に大きな差異は無いと考えられます。
さらに言えば、HBのアークカバー材質を見直しただけではないかな、と。

 
このアイボリー色ですが、SIEMENS製のVVVFインバータ装置等と組で幅広く使用されているSecheron AG製のHBと似ていると思いませんか?

カバーの作り方は東洋電機製造製もSecheron AG製も共にFRP成型品です。
電機メーカーとしての両者に技術的な繋がりは無いハズですが、先にSecheron AGが採用していた樹脂材質と同等品に東洋電機製造も行き着いたのかも知れません。



さてさて、模型で作るとなると塗り替えだけで簡単に再現できそうなネタですね。

Secheron AGと同じように、このアイボリーも京急車の帯と同じ色が使えそうです。
GM鉄道カラーで言うところでは #21 小田急アイボリー。


こちらが試作してみたNゲージです。
光源の具合にも依りますが、おおむねこんなものかなぁと思います。
ちょっと色が濃く感じるなら白3号と混合してみるのも良いかもしれません。



新1000形の6連はもう11本目ということで、仕様が落ち着いたところかと思っていた矢先の色違いでした。
これだから京急車からは目が離せませんね。

2015年度の車輌新製はあと6連1本と4連2本だったでしょうか。
たのしみ!!
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