あけましておめでとうござひます。

年末28日、東京ビッグサイトにて開催されたコミックマーケット87に、サークル“東杏電機製造”として参加して参りました。

1年半ぶりの自分のサークルでして、楽しみすぎて前の晩寝れませんでしたよもう！

今回の新刊は、京急車のブレーキについての技術解説本「京急ブレーキメカニクス」でした。
個人的な京急車のトレードマークとしてMBSA作用装置への思い入れが強く、ブレーキについて1冊まとめておきたいという思いから書き始めた1冊です。

今回は床下本のときのようには十分な執筆時間が取れず、週末にｶﾝﾂﾞﾒでせこせこと図面を描き起こしつつなんとか完成に漕ぎ着けました。
見た目にはぺらっぺらな24ページですが、中身は濃厚な三菱ブレーキシステムの世界をご堪能頂ける内容に仕上がりました。


やっぱ本として手にすると喜びで苦労も吹き飛びます。

当初、あまりにも地味な題材なものですから、皆様に興味を持っては貰えないだろうと思っておりました。
ところがいざ開場してみると、私のスペースには絶え間なく参加者さんが足をお運び下さりまして、お昼過ぎに早々完売となってしまいました。わけがわからないよ。

全部売れ残って持ち帰っても自宅で雪崩を起こさない程度、と思って発注部数を決めたのですが、完全に見誤りでした。
床下機器が好きな方がこんなにたくさんいらっしゃったなんて。
しかも完売後も次々にお求めの声を頂きまして、非常に申し訳ない限りです。

「京急ブレーキメカニクス」はC87売り切りでして、今後の増刷は予定しておりません。
ただし今後、VVVF本や補助電源装置本など単行本シリーズを毎年ペースくらいで刊行して、最終的に京急車技術の総集編をどかーんと出したいなと考えております。
この冬込みを楽しみにされていた方には申し訳ございませんが、あと何年かお待ちをお願い致します・・・

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そしてもうひとつの目玉はコチラ！

前代未聞！「TH2100-AMマグカップ」です！
京急新1000形1,2次車が履く電動台車を、これまで収集してきた資料を元にCADで作図し、調整した画像をスクリーン転写したもの。

こちらもかなりのキワモノでしたので、ちょっとだけ持ち込んだのですが、通路を行く人々の目を一番引いたのがこの頒布物だったんじゃないかと思うほどインパクトありましたｗ
心を込めて描いた台車でしたので嬉しい限りです。

こちらも早々の完売だったのですが、やっぱり希望されていた方全員へ頒布することができませんでした。
さらに私も、もう何個か手元にキープしておきたい感じなので、これは再生産したいかななんて画策しております。
手筈が整いましたらこのブログにて告知しますので、ご希望の方はしばらくお待ち頂ければと思います。

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そして忘れてはならないのがNゲージ床下機器ですね。

納期が遅れて大変なことになるかと思いました、忘れもしません（

こちらは取り置きなどを行ったこともあり、平和に頒布することができました。
平和ではない数を取り置きされた方もいらっしゃいまして、聞くところによると工場の仲間みんなの分だったそうで。
多くのモデラーの方にお手にとって頂けて嬉しい限りです。
ぜひ楽しく作ってください。

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とこんな感じで、まばたきする余裕もないくらいあっっという間な1日でした。

当日を振り返ると思うのが、京急車の床下機器というあまりにもマイナーなテーマでありながら、非常に多くの人々に興味を持って頂けたという有り難さです。
今年の春に東京を離れて、こうしてネットで細々と研究ごっこを続けるばかりの半年でしたので、床下機器が好きな仲間がこれほど大勢いたことに目が醒めるようでした。
大きなイベントに私のスペースを頂き、こうして私の床下機器が好きな思いを伝えることができ、本当に幸せだと感じています。
頒布物に興味を持って頂いた方、スペースに足をお運び頂いた方、お求め頂いた方、本当にありがとうございました。

これからも弊サークル・東杏電機製造は京急車床下機器を全力でぺろぺろして参ります！
ご期待下さい！！