10月になりました。
今月はグリーンマックスから2100形と新1000形ステンレス車が相次いで再生産されるので、仕掛け品を片付けて着弾に備えないと大変なことになりそうです。。。


とりま、部品が足りなくてストップしていた600形4次車の6511編成更新車を仕上げることにしましょうか。

6511編成は三菱製の電装品一式を艤装して落成し活躍していましたが、デビューから16年での更新施工の際、主回路装置が東洋電機製に振り替えられました。
結果として6541編成や6561編成と同一の主要機器構成になりましたが、配線の取り回しが異なっていたり一部機器箱が三菱のままだったりと、よく見てみたら面白い奴です。

モデルでは私のウデの都合で配線とか引き回せないので、基本的に過去に作った600形4次車と同じような弄り方になりました。
ただし3Dプリンタでいくつかの機器を専用にこしらえているので、そこらへんはより実感的な出来上がりです。

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M車系 Muc形 (1両目)
デハ6511号車


浦賀方の制御電動車です。
VVVFインバータ装置は製品のRG656-A-M形そのままですが、艤装位置を見直しています。
AUC(冷房接触器)は東芝の最新型を模した形状ですが、冷房機本体が三菱なのでなんともチグハグな再現になってしまいました。
新規金型も望めないですしソリッドモデル化する気力もないし、もうどうにでもな～れ！

M車系 Msc形 (4両目)
デハ6514号車


品川方の制御電動車で、機器構成はおおよそMuc形と共通としています。
ただし更新車では、山側の第2位台車の隣に行先表示制御器が追加されています。
箱を見る限り銀千のそれと同じモノみたいなので、LCDのVISに関する機器なのでしょう。

T車系 T形 (2両目)
サハ6512号車


主にSB(蓄電池)とRD(放電抵抗器)を持つ中間付随車です。
SBは他の京急車には使っていないような細長いタイプなので毎回探すのに苦労します。
RDは今回専用に作ってみたのでこのあと別途紹介しますね。

T車系 Tp2形 (3両目)
サハ6513号車


補助電源装置一式を持つ付随車です。
SIV(静止型インバータ)やらIVT(静止型インバータ変圧器)やらIVHB(静止型インバータ高速度遮断器)やらは届いた勢いで書いた記事があるのでそっちを見てくださいね。
PEA(圧力検出装置)は昔なんかのついでに3Dプリント出力したのを使ってます。

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というわけでもう1品、6512号車のためにつくってみました。
三菱電機製のRDです。

“Discharging Resistor”で放電抵抗器なんだそうです。
ピッタリ閉じた直方体は全然抵抗器に見えないのですが抵抗器らしいですよ。ほんとかな。

600形4次車と2100形のRDは、車両の動揺を減衰させるダイナミックダンパとしての機能も兼ねています。

車体への取付部をよく見てみると、ゴムブシュを介して吊られています。
恐らく、車体とRD箱との固有振動数をミスマッチさせてこの柔支持構造を介して振動減衰を得る仕組みだと思います。
実際効いているのか分かりませんけどね、新1000形ではやめちゃいましたし。


床下の前後左右ど真ん中にあって目立つので、左右分割で両側の見栄えを重視してみました。


組み立てたところ。
床板と機器箱との間はシースルーにしてみました。
こだわり設計です。


艤装は接着剤を流し込むミゾをつけておいて簡単に。
細い4本足で強度的には最悪な形状ですが、アクリル成型品でも案外丈夫でした。


そんな感じで出来上がりです。
いやあシースルーってほんとにいいもんですね。


ソリッドモデル作ってて気付いたんですが、RD箱の正面は海側っぽいです。
こちら山側は点検カバーが小さかったり銘板がなかったりケーブルが引き出されていたり。
面白いですね。

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600形4次車は機器が洗練されているうえバリエーションも豊富で何度床下を作っても飽きません。
車体も印刷がシャープに仕上がっており、インレタ貼ってクリアー吹くだけで十分見栄えがするので素敵です。
この勢いで6521編成なんかも欲しいんですけど間もなく2100形が着弾するので600形は一旦ここらへんにしておきますｗ