京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。
面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。
東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
まずは前回の6081編成記事では完全にすっぽかしていた車体について少し触れます。
特に加工を要する点としてはTp1車屋根北寄の静止型インバータ総括ヒューズです。
これはその名の通りパンタグラフから静止型インバータの間に挟まれているヒューズで、製品のプロトタイプである4連は2系統の静止型インバータを搭載するため2個搭載、6081編成は単系統なため1個のみの搭載なのです。
こんな感じで車体中心側の穴を埋め、モールドを削り取ってしまいます。
加工後は下地が剥き出しとなるため、GMカラー#9をベースに少し淡く調色したグレーで周囲と馴染ませつつ再塗装しました。
特に加工を要する点としてはTp1車屋根北寄の静止型インバータ総括ヒューズです。
これはその名の通りパンタグラフから静止型インバータの間に挟まれているヒューズで、製品のプロトタイプである4連は2系統の静止型インバータを搭載するため2個搭載、6081編成は単系統なため1個のみの搭載なのです。
こんな感じで車体中心側の穴を埋め、モールドを削り取ってしまいます。
加工後は下地が剥き出しとなるため、GMカラー#9をベースに少し淡く調色したグレーで周囲と馴染ませつつ再塗装しました。
ちなみに残った1個の搭載位置ですが、実車を観察し比較してみるとちょうど良い感じなのであえて移設する必要はありません。
一応6083号車の静止型インバータ総括ヒューズ周辺をば。
真横から撮れなかったのが悔やまれますが、気になる方はウェブ上に分かりやすい資料が転がってますので探してみてください。
そんなこんなで完成した6081編成の各車サイドビューを並べていきたいと思います。
途中いろいろありましたが全カットお許しくだしあ。
M車系 Muc (1両目)
デハ6081 (東洋)
浦賀方先頭車で、主制御器とその関連機器、それにコンプレッサーを搭載しています。
山側車体中心付近の断流器は1~3次車のものに似ていたため三菱モールドを削っただけです。
手持ちの資料で4連Mucと比較してみても違いが見当たらないのですが、設計が踏襲されているのでしょうか。
M車系 Msc (8両目)
デハ6088 (三菱)
品川方先頭車で、機能的にはMucと同じです。
電装品が三菱製で揃えられており、模型ではVVVFインバータ装置と断流器で作り分けをすることができます。
この形式に関しても4連と差異が見られず6531編成の作り直しなので詳細は当該記事をご覧くださいませ。
M車系 Mu (4両目)
デハ6084 (東洋)
浦賀方・東洋電装品ユニットの中間電動車です。
600形4次車の電動車として唯一コンプレッサーを持たず、山側北寄ががらんどうになっています。
実車は空転滑走防止のためこの位置に死重を積んでいると聞きますが、残念ながら確認できる画像はありませんでした。
またMucの持っていたブレーキ指令器受信装置が、ブレーキ受信装置箱(当該位置南寄)と受給電接触器箱(北寄)に置き換わっています。
なお後者は低圧回路に関わる機器でブレーキに直接関係はありません。
M車系 Ms (5両目)
デハ6085 (三菱)
品川方・三菱電装品ユニットの中間車。
こちらはMuと異なり純粋なMscの中間車バージョンで、コンプレッサーを搭載。
また受給電接触器も持たないためブレーキ受信装置の搭載位置がMuよりやや車体中心寄りに移っています。
T車系 T (2,6両目)
サハ6082 (東洋)
サハ6086 (三菱)
編成中で唯一の蓄電池を搭載する形式で、各ユニットに1両ずつ連結されます。
電装品メーカーの違いで目立つのは、車体中心にぶら下がる整流装置箱です。
三菱車は2100形T用のものがそのままつかえます。
東洋車は海側に600形用NC-FAT150A形SIV付属の変圧器を、山側にジャンク箱にあった適当な横2分割の機器箱を使用し再現しました。
正直なところシルエットがあればたいして目立たないので、あまりこだわってません。
T車系 Tp1 (3,7両目)
サハ6083 (東洋)
サハ6087 (三菱)
すでに何度か話題に上がっているTp1は、パンタグラフと補助電源装置を搭載します。
山側の両台車隣にある小さい箱は主回路引き通しスイッチと呼ばれ、電装品メーカーによって機器箱のサイズが異なるので作り分けると楽しいかもしれません。
また付随車はブレーキ受信装置を持たないので、ブレーキ作用装置の隣に圧力検出装置を搭載します。
今回製作した付随車は600形M2c用床下機器をベースに並べ替えしていますが、その過程で不要になる山側のガバナ箱でこの小箱を代用できますから是非再現してみてください。
以上、全車がそれぞれ違う個性的な8両の紹介でしたー。
作っていて、特に三菱電装品車で感じたのは、2100形を経て新1000形5次車まで通じる機器構成や配置がこの6081編成で完成されていることでした。
6連を考慮しない4両ユニット、1C4Mの制御電動車が持つ空気圧縮機、付随車にパンタと補助電源を集中搭載、etc...
600形4次車の8連は6081編成1本のみですが、その基本設計は以後10年にわたって継がれ続けた大きな存在なのだと思います。
一応6083号車の静止型インバータ総括ヒューズ周辺をば。
真横から撮れなかったのが悔やまれますが、気になる方はウェブ上に分かりやすい資料が転がってますので探してみてください。
そんなこんなで完成した6081編成の各車サイドビューを並べていきたいと思います。
途中いろいろありましたが全カットお許しくだしあ。
M車系 Muc (1両目)
デハ6081 (東洋)
浦賀方先頭車で、主制御器とその関連機器、それにコンプレッサーを搭載しています。
山側車体中心付近の断流器は1~3次車のものに似ていたため三菱モールドを削っただけです。
手持ちの資料で4連Mucと比較してみても違いが見当たらないのですが、設計が踏襲されているのでしょうか。
M車系 Msc (8両目)
デハ6088 (三菱)
品川方先頭車で、機能的にはMucと同じです。
電装品が三菱製で揃えられており、模型ではVVVFインバータ装置と断流器で作り分けをすることができます。
この形式に関しても4連と差異が見られず6531編成の作り直しなので詳細は当該記事をご覧くださいませ。
M車系 Mu (4両目)
デハ6084 (東洋)
浦賀方・東洋電装品ユニットの中間電動車です。
600形4次車の電動車として唯一コンプレッサーを持たず、山側北寄ががらんどうになっています。
実車は空転滑走防止のためこの位置に死重を積んでいると聞きますが、残念ながら確認できる画像はありませんでした。
またMucの持っていたブレーキ指令器受信装置が、ブレーキ受信装置箱(当該位置南寄)と受給電接触器箱(北寄)に置き換わっています。
なお後者は低圧回路に関わる機器でブレーキに直接関係はありません。
M車系 Ms (5両目)
デハ6085 (三菱)
品川方・三菱電装品ユニットの中間車。
こちらはMuと異なり純粋なMscの中間車バージョンで、コンプレッサーを搭載。
また受給電接触器も持たないためブレーキ受信装置の搭載位置がMuよりやや車体中心寄りに移っています。
T車系 T (2,6両目)
サハ6082 (東洋)
サハ6086 (三菱)
編成中で唯一の蓄電池を搭載する形式で、各ユニットに1両ずつ連結されます。
電装品メーカーの違いで目立つのは、車体中心にぶら下がる整流装置箱です。
三菱車は2100形T用のものがそのままつかえます。
東洋車は海側に600形用NC-FAT150A形SIV付属の変圧器を、山側にジャンク箱にあった適当な横2分割の機器箱を使用し再現しました。
正直なところシルエットがあればたいして目立たないので、あまりこだわってません。
T車系 Tp1 (3,7両目)
サハ6083 (東洋)
サハ6087 (三菱)
すでに何度か話題に上がっているTp1は、パンタグラフと補助電源装置を搭載します。
山側の両台車隣にある小さい箱は主回路引き通しスイッチと呼ばれ、電装品メーカーによって機器箱のサイズが異なるので作り分けると楽しいかもしれません。
また付随車はブレーキ受信装置を持たないので、ブレーキ作用装置の隣に圧力検出装置を搭載します。
今回製作した付随車は600形M2c用床下機器をベースに並べ替えしていますが、その過程で不要になる山側のガバナ箱でこの小箱を代用できますから是非再現してみてください。
以上、全車がそれぞれ違う個性的な8両の紹介でしたー。
作っていて、特に三菱電装品車で感じたのは、2100形を経て新1000形5次車まで通じる機器構成や配置がこの6081編成で完成されていることでした。
6連を考慮しない4両ユニット、1C4Mの制御電動車が持つ空気圧縮機、付随車にパンタと補助電源を集中搭載、etc...
600形4次車の8連は6081編成1本のみですが、その基本設計は以後10年にわたって継がれ続けた大きな存在なのだと思います。
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