京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。 面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。 東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
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新1000形の3~5次車は2004年から2006年にかけて落成したグループです。
新製されてしばらくの愛称が“シーメンスIGBT”だったヤツですね。
運用開始から20年が経過した2024年8月下旬に、車体更新が初めて施工された1429編成が出てまいりまして、ちょっとだけ私が気になったポイントを観察してきたのでまとめておきます。




まず一番知りたかった床下機器艤装。
T形(サハ1430号車)山側の排気扇用インバータ箱が撤去されました。


比較用に、下写真は機器更新後かつ車体更新前のT形同部位です。

単純に外しただけみたいですね。

この理由は従来の新1000形車体更新車と同様、屋根上の排気扇の撤去です。


排気扇は「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」の解釈基準で示されている通り、開閉して換気機能がある窓があれば不要の装備です。

車体更新のメニューには一部の側窓を開閉できるようにする改造が含まれているので、このタイミングでの排気扇&排気扇用インバータ箱撤去なのです。
車体に手を加えないと施工できない点で、機器更新とは別の機会に変化が生じるのは面白いですね。

ちなみに1429編成の床下機器艤装はいちお全車の両側とも記録のうえ照合しましたが、排気扇用インバータ箱の他に変化点は認められませんでした。



それから今までにない改造メニューとして、屋根上のIRアンテナが撤去されました。

2本生えている円柱形のアンテナはSRアンテナ。
2023年度に直通先全域の無線が完全にSRへ切り替わったので、同年度の新製車15011編成と17011編成は既にIRアンテナを取り付けずに落成していました。
一方すでにIRアンテナを付けていたクルマから撤去する改造は、今回の1429編成の車体更新が初回です。

個人的には、なんと自分でも意外だったのですが、ぜんぜん違和感なく眺めることができてます。
たぶんアンテナが車体中心線上に2個縦列して付いているところに面影あるのかなーなんて思ってます。


他にもいろいろ変わっているとこ盛りだくさんなのでしょうが、見たいとこサッと押さえたところでタイムアップだったので、今回はこれにて退散と相成りました。



おまけで側窓に関する小ネタを。
1次車と2~5次車とは側窓の縦(高さ)寸法が異なり、後者の方が20mm大きくなっています。
車体更新での開閉化改造で嵌め込まれる新しい窓枠は両者で共通のようで、2~5次車は上辺に寸法差のぶん黒縁がつきます。


↑これは1次車。
構体開口部と窓枠とがほぼ同寸です。


↑今回の1429編成を含む2~5次車。
構体開口部の上辺へ黒いフチが現れていることから、1次車と同一寸法の窓枠を取付けているようです。
でも窓ガラスの着色はそれぞれオリジナルと近い色味で使い分けており、車両外観への配慮が感じられますね。



も1つオマケで、新1000形3~5次車の中でも特に大規模な改造を受けた、M2形改めT形の変化を、山側中央台枠艤装の写真で振り返ってみましょう。

まずオリジナルのM2形。

電動車で、1C4M1群のシーメンス製トラクションコンテナBOX-Bを吊っていました。

次に主回路換装を受けて電装解除を受けたT形。

主回路に関係する中央の機器がごそっと降ろされ、両端に中物小物が偏った印象に。

そして今回の車体更新を受けたT形。

こうして見ると電装解除のインパクトがデカすぎて、車体更新での変化はあんま大したことないっすね(
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