京急の鉄道模型を作っているとき書くよ。 面白い床下機器を見つけたとき載せるよ。 東杏電機製造(トウキョウデンキセイゾウ)のお知らせをするよ。
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現在の京急線を駆動するVVVFインバータ装置(VVVF)として主力の一つであるRG6008系。
シーメンス製VVVFの換装用途で、2100形と新1000形1~5次車へ艤装されています。
2015年頃より自身で3Dモデルを設計してNゲージへ搭載したいと思っていたのですが、漸くモノにすることができたので紹介します。

ご覧のように構体裏面の吊り構造まで再現したコダワリ仕様!



いちおう車体全体仕上げてるので、まずはサイドビューをご覧いただきましょ。

RG6008-A-M形搭載 デハ2100形 Muc形 及び Msc形



RG6008-B-M形搭載 デハ1000形 Muc形 及び Msc形



RG6008-C-M形搭載 デハ1000形 Muc1形 及び Msc1形



RG6008-A-M形搭載 デハ2100形 Mu形



RG6008-B-M形搭載 デハ1000形 Mu形



RG6008-A-M形搭載 デハ2100形 Ms形



RG6008-B-M形搭載 デハ1000形 Ms形



サハ2100形 T形



サハ1000形 Tu形 及び Ts形



サハ1000形 T形



サハ2100形 Tp形



サハ1000形 Tpu形 及び Tps形



サハ1000形 Tp形





今回のメインテーマであるRG6008について。

上2つ、RG6008-A-M形と-B-M形とは模型的に同じパーツです。
いちばん下のRG6008-C-M形は吊りが異なるため作り分けをしています。


山側は高速度遮断器(HB)の色が異なるので-A-M形と-B-M形との雰囲気が変わります。
どっちもすき。


RG6008-B-M形海側拡大。
隙間や奥行きが実感的で無限に眺めていられます。
但し脚の天地がすこし高かったらしく、現車より浮き気味なところは要改善ですね。
VVVF以外の機器は、金型が抜群にシャープなGM製銀千から持ってきてます。


山側は主スイッチ(MS)以外すべて3Dプリンタ成型品になりました。
平面が若干荒れるのは減点ですが、プロポーションやモールドを自分好みに仕上げられるのがGood。
ちなみに元空気タンクと供給空気タンクとの海山位置関係は素で間違えました(


RG6008-C-Mは吊りが簡潔で比較的さっぱりに感じられます。
これはこれで3~5次車のやや軽快な雰囲気を醸してくれてよき。


HBとVVVFとの間の隙間が-C-M形だけ微妙に広いようなので再現を試みています。



ちなみに新1000形の車体のプロトタイプはGM製品#31787#31788そのまま。
新1000形の機器更新と車体更新による特徴をなんとなく再現する軽い工作2例を備忘録がてら載せておきます。

・CU71H-G3形冷房機キセ
新1000形の機器更新車は冷房機が銀千と共通のものを搭載しています。

銀千のコンタに合わせた形状のキセまで共通なので、アルミ構体に載せた場合には屋根との間に隙間が生じます。


GM製品に付いてる冷房機パーツを適当に削って適当に再現してみました。


側面から見てもなんとなくそれっぽさ感じられます。
通気口の打ヌキ穴の数など細かいところは違うのですが、雰囲気重視なら及第点。

現車寸法からNゲージへ換算して求めた加工寸法のメモ↓



粗い紙ヤスリをt0.5プラ板へ貼り付けたら良い感じの切削治具になります。

・開閉窓枠
車体更新では、側窓の一部を換気口として開閉できるように改造しています。

従来は側構とツライチだった窓ガラスが一段凹み、構体断面が黒く塗られています。
全体の印象が少し変わるので再現したいなと。

左が固定窓車、右が今回開閉窓の雰囲気を再現してみたもの。

ボディの開口部断面に黒色を塗りました。


方法は銀千16次車と同じく、カッティングマシンで裁断したマスキングシートを貼り、エアブラシで吹きました。


窓ガラスを嵌める前はこんな感じの雰囲気になります。
カッティングマシンを活用することで大した手間は掛かりません。


先頭車の大きい窓は特に効果バツグン!
窓ガラスパーツを切り出して少し凹ませると更に実感的かもしれませんが、メンテナンス性が下がるのが嫌で今のところやっていません。


2100形は特別あたらしい加工など試みず淡々と仕上げました。

ただ試しに光沢クリアーを2回吹いたらテッッッッカテカでかなり好みの仕上がりに。
更に磨いたらもっと良いのでしょうが、私の肉眼ではこれで十分かな~


あと2扉の構体がシンプルなぶん、床下の立体感が映えてとても高い満足感が得られました。
既製品に専用の金型があるRG6008でしたが、自分の好みを突き詰められる自家設計パーツを満喫でき幸せでございます。

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